元暴走族リーダー遠藤夏輝と加々美恵三|居酒屋 中井SPECTERの熱い夜

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クールス
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僕のブログでは暴走族が群雄割拠していた1970年代、彼らとは違いド派手ないで立ちと話題性で他のチームの追従を許さなかった黒の軍団、クールスについてお届けしております。

今回この記事でお届けするのはクールスを潰しに出かけたにもかかわらず、その圧倒的な存在を前にミイラ取りがミイラになってしまい、暴走族の総長という地位まで捨て去り、
バイクチームバッドエンジェルスというクールスの舎弟分になってしまった遠藤夏輝さんがある居酒屋で元暴走族の総長を取材したときのお話です。

なのでクールスファンはもとより、最近ちょっとクールスが気になるあなたにもぜひ見てもらいたい記事となっています。

それでは本題に入って行きましょう。

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遠藤夏輝と加々美恵三|居酒屋 中井SPECTERの熱い夜


歳は食ったが、あの頃と気持ちは何も変わっちゃいないし、変わる気もしない。

そんな熱い男たちが集う店に行ってきた。居酒屋・中井SPECTER。

伝説の暴走族の名を冠したお店は永遠の不良少年たちのたまり場だった。

その店は西武新宿線と地下鉄・大江戸線の中井駅から歩いて数分のところにあった。

チームのシンボルマークであるドクロに「SPECTER」という文字の店看板。

中に入ると10人ほどが座れるカンター席。奥には掘りごたつ風のテーブルがある。

そして、壁一面に貼られている暴走族チームのステッカーや写真に圧倒され、

懐かしさがこみあげてきた。

70年代から80年代に、都内や近郊で群雄割拠していた有数の暴走族チームのステッカーの数に思わず見入ってしまった。

その中にはもちろん、俺がデザインした「ROUTE 20 CAR CLUB」の物あり、

なおさら嬉しさが増してくる。

そして、その一角に安置されている遺影と位牌に眼を引かれた。

ほほえみを浮かべている遺影の男は「スペクター」の新宿総本部の8代目総長阿部勝弘さん。

阿部さんはこの店を平成19年12月にオープンさせ、池添かおるさんと切り盛りをしていたが翌年20年12月に脳溢血で倒れ、その5か月後に帰らぬ人となってしまった。

何よりも絆を大切にしていた阿部さんの志を引き継いだかおるさんが現在は一人でお店を切り盛りしている。

ここに飲みに来る人は昔の友達、先輩後輩という。

「仲間の絆で結ばれているから、今やっている仕事も肩書も関係ない。皆兜を脱ぎ捨てて楽しくグラスを傾けている。歳を取ってオジサンになったけど、心の中はあの頃の少年のまま・・・」そう語るかおるさん後ろで、阿部さんが優し気に微笑んでいる。

当時、スペクターと敵対関係にあった極悪やブラックエンペラーの者たちも飲みに来るという。
他に鬼面党や鼠小僧、マッドスペシャルといった都内でも最強最大を誇ったチームの者たちも、気軽に立ち寄る。

「昔は喧嘩ばかりしていた人たちも、皆いいおじさんになったけど、一本筋が通っている人たちばかり」そう語るかおるさんも、きっと熱い心を持った女性なんだろう。

「ルート20の人は遠藤さんが初めてですね」そう言われ、うれしい気持ちになって

当時の思い出が蘇った。

そんなここ中井SPECTEで今日は取材があるのだ。

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遠藤夏輝と加々美恵三の若き頃の暴走族

時間あっという間に流れていく中で、取材には加賀美恵三も加わり、話は盛り上がった。

僕は当時から恵三君と呼んでいた。

恵三君は1970年代スペクター3代目総長として君臨し、一大勢力を誇るチームに押し上げた絶対的なカリスマリーダーとして一時代を築いた伝説な漢だ。

今でも旧車会のイベントに呼ばれれば、サインと写真を求める若い人たちが後を絶たないという。

恵三君とは初代のリーダーたちが結成し、自然消滅したCRS連合を復活させ、再結成させた経緯があるから、他のチームよりも、深いつながりがあった。

そしてそのCRS連合の血脈は後輩たちに受け継がれ各チームのリーダーは30代目以上まで続いている。

「街道を走っていて、ルート20の看板を背負った車とすれ違うと、なんかうれしくなって

クラクションを鳴らしたい衝動に駆られるよ」と。

恵三くんが懐かしむように笑った。

「スペクターとは特に仲間意識が強かったですからね」と答えた。

懐古趣味的に昔を懐かしむのはダサイというものもいるけど、僕はそうは思わない。

自分が経験しても居ないのに、さも自分がやって来たように懐かしんでいたら、それはカッコ悪いかもしれない。だが、実際に体を張って本物の不良として生きてきた者たちが

そのころを振り返る。それは決してダサイことではない。

僕や恵三君が現役だった1970年代は暴走族は反社会的だと位置づけられていた。

車とバイクを武器に体制や国家権力と真っ向から戦ってきた。

白けた時代と言われた70年代だったが、そんな中でも俺たちは白けたくなかったし、

型にはめられたくなかった。だから、熱く生きたかった。

行く手を阻む警察官に襲いかかり「制服を脱いでタイマンをはれ」と堂々と向かって行った。
挙句の果てに機動隊と闘う羽目になったのだが・・・

ある意味、暴走族の真の敵は他のチームではなく、警察だったのかもしれない。

そして、その隠しきれないパッションは全国に広がり、暴走族は全国にへと広がって行ったのだった。

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