【岩城滉一の若いころ】クールスと遠藤夏輝との関係が分かる話

クールス
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この記事ではクールスにあこがれ自ら暴走族の総長を辞してまで

自分の決意を成し遂げバンドエンジェルスというバイクチームを作り上げた

遠藤夏輝さんが体験した岩城滉一さんと舘ひろしさんとの関係について

お届けしたいと思います。

この記事を読むことで岩城滉一さんと遠藤夏輝さんとの関係が分かるとともに

一般的には仲たがいしたといわれている岩城滉一さんと舘ひろしさんとの関係が
分かるはずです。

なお、この記事では遠藤夏輝さんが書き記した著書「原宿バッドエンジェルス」を参照に

史実に忠実に記事としてご紹介しております。

生々しい描写なども取り入れながら記事を書いていますので感情なども

読み取れるものだと思います。

往年のクールスファンはもちろん最近クールスに興味があるというあなたにも

大変有益な情報だと思いますよ。

なので時間の許す限り読んでもらえればなと思います。

それではどうぞ・・・

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遠藤夏輝を襲撃した高木とは

いつものように俺は夜のバイト先のスタンドで仕事をしていた。

赤にペイントされたZⅡはピカピカに磨かれ仕事場の駐車場の定位置に停まっていた。

一緒に働いている学生の大塚君に話しかける。

「大塚君、今日はどっちが最初に休む?」

「僕はあとでいいから遠藤さんが先に休んでください」と。

「じゃ~そうするよ」と言いながら手を上げ
2階の事務所に向かいかけた。

その時だった!

「遠藤って奴はいるか?」と中年のおっちゃん。

「はい、遠藤は俺ですけど・・・」

「高木だ! 何でお前みたいなやつが!」

俺はすぐにその男が恵里子の父親だということが分かった。

「本当の親がいない奴。。。親の温かさが分からない奴と
ウチの恵里子が・・・」

「何!本当の親がいない奴だと!」とブチ切れた。

今にも飛び掛かる衝動をぐっと抑えた。

そこにいるのは恵里子の父親なのだから。

俺の頭には恵里子の笑った顔、怒った顔、泣いた顔が走馬灯のように流れていた。

俺の形相におののいたのか父親は・・・

「頼むから恵里子と別れてくれ。頼むから・・・」と涙ぐんでいる。

それを見て俺は・・・

「ここに来るにも相当の勇気を振り絞ってきたのだろう・・・

自分の愛娘のことを思って勇気を振り絞るだけ振り絞ってきたのだろう」と思った。

その小さな体が震えているではないか・・・

「はい、分かりました。恵里子さんとは別れます」と。

その言葉を聞くと男は踵を返したのだった。

後姿を見ながら恵里子の父親が放った言葉が蘇ってきた。

「本当の親がいないお前に何が分かる!」

なんともやるせない気持ちになっていた。情けない。悔しい。

その時だった・・・遠くの方から集合管のエキゾーストの音が「コーン」近づいてきた。

岩城滉一が思っている舘ひろしに対する本当の気持ちとは

真っ黒にペイントされたZⅡにまたがった滉ちゃんだった。

「遠藤・・・満タンで頼む」と。

ボーとしていた俺を見て滉ちゃんが言った。

「遠藤、何かあったのか?」と。

「は、は、はい・・・」

「遠藤、お前は本当にわかりやすい奴だな~」と。

「ついてこい遠藤」ということになり、俺も赤のZⅡにまたがった。

俺たちはカフェド・ロペでイチゴミルクを注文して対峙していた。

滉ちゃんにありのままを告げていた。

「な~遠藤。お前が傷つき怒るのはわかる。俺でも同じだと思う。
でもな遠藤~ 一番つらいのは恵里子ちゃんじゃないのか?
お前とお父さんの狭間に入って、そうじゃないのか?」と。

滉ちゃんのその一言で俺は自分に返った。

「そうだ~ 何が何でも恵里子を信じよう」と決めた。

「親は親だ・・・俺はプライドを傷つけられたから怒っていただけなんだ」と。

そして滉ちゃんに向かって一言。

「滉ちゃん。ありがとうございます。滉ちゃんに言われて吹っ切れました。
本当にありがとうございました」

すると滉ちゃんは安堵の顔を見せ「なら遠藤、大丈夫だな」と。

「はい、大丈夫です」と。

「そうか・・・良かった」

しばし沈黙が流れた・・・

滉ちゃんが口を開いた。

「な~遠藤、ひろし達はどんな様子だ?」

「どんな様子ってどいうことですか?」

「クールスは解散しないのかそれともどうなんだ?」

「いや、俺には内部のことはわかりませんけど
いろいろとあるみたいでボスも大変なようです」

「もう、あそこまでいちゃうと時間の問題だろう。
ひろしはバンドを解散してバイクチームだけ残せばいいんだ」と滉ちゃん。

俺がなんと答えていいのか試案に暮れていると。。。

「でもな~ひろしの性格じゃ自分が我慢して最後まで面倒見ようとするだろうけどな
だからひろしは大変になっちゃうんだよな」と。

いろいろあって仲違いのようになっている滉ちゃんだけどやっぱりクールスのこと
いや、舘さんのことが心配なんだと思った。

ということで今回は遠藤夏輝さんが書いた原宿バッドエンジェルスから

舘ひろしさんを思う岩城滉一さんの情の深さについてお届けしました。

この一連の描写を見てあなたはどう思われましたか?

それではまたご縁がありましたらお会いしましょう。

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