日産自動車、元会長カルロスゴーン被告については
日本のメディアがこぞって報じている。
そんな中、カルロスゴーンの行動を擁護する報道も多くある。
これはいったいなぜなのだろうか?
そんな疑問が生じるのは不思議ではない。
それは日本の司法制度の闇が関係しているからだ。
司法制度の闇とはいったいな何なのか!?
この記事では詳細について触れたいと思う。
カルロスゴーン逃亡劇を擁護する※日本司法制度の闇を是正できる!?
カルロスゴーンの行動を全面的に擁護するわけにはいかない。
なぜなら、日本の法律を破っているからだ。
とは言え、日本の司法制度に「不平等があり、闇がある」のは事実だから
カルロスゴーンの行動を全否定はできないのだ。
全否定できない理由を述べるのなら、それは・・・
日本の刑事裁判は「99.9パーセントが有罪判決」になるということだ。
分かりやすく言えば、起訴されると「無罪を勝ち取ることが極めて難しい」といこと。
公平さを最重要視するならば、これはおかしいことだと断言できるだろう。
なぜなら、「真・偽」「黒・白」「正しい・正しくない」などの概念はそもそも
99.9対0.1などのように偏った値にはならないからだ。
ではなぜ日本の刑事裁判では99.9パーセントなどという偏った値がでるのか?
この値についての説明をすることにする。
隔絶された密室内での「脅し、煽り」などによる取り調べ
日本の司法の下では隔絶された「弁護士が同席できない」密室での取り調べがされ、
容疑者は次第に心身両面を蝕まれていく。
なぜなら、朝から夜まで毎日、取り調べが8時間近く続くから。
しかも、刑事の取り調べの他に検察官による取り調べもある。
具体的に取り調べでは、「恐怖を与える」「不安にさせる」「脅かす」が常套手段で、
ありとあらゆるやり方で無理やり「自白」に追い込もうとするのだ。
ノイローゼになり、「このまま死んでしまいたい」と思うほどだ。
このような状態のときに奴らは「とどめ」をさしてくる。
それが「取り調べ調書という彼らが作った作文だ」
取り調べ調書は取り調べ官がつくる作文
警察官が取り調べをするときには2人一組になる。
一人が容疑者から事情を聴く役、もう一人が筆記役である。
質問に対して、答えていく形式で取り調べは進んでいくのだが、
証言したことが「ほとんど反映されていない」作文が作られる。
これはどういうことかと言うと、捜査当局が自分たちが有利になるように
「作文を作ってしまう」ということ。
容疑者は・・・
最初のうちは「そこが違う」「ここが違う」と指摘をして
「直してもらう」のだが、だんだんそれすらもめんどくさくなって
どうでもよくなり、なおざりになってしまう。
なぜなら、毎日長時間に及ぶ取り調べで「疲れ切ってしまっている」から。
これが取り調べの実態なのである。
そして、裁判ではこの取り調べ調書が「供述調書」として使われるわけだ。
カルロスゴーンが「平等な裁判を期待できない」と思った理由とは
カルロスゴーンは「罪状もはっきりしないまま」身柄拘束を受けていた。
そして、前述したような「密室での尋問」が何回も何回も繰り返された。
「今までの自分」と「今の自分」とのあまりにも違いすぎるギャップに落胆し、
「将来に対する不安」で押し潰さそうになっていたことだろう。
23日間という拘留期間の中で、彼は「司法の実態」を知ることになる。
取り調べで受けた不条理極まりない扱い、そして「容疑者は人間扱いされない」という
日本の司法の在り方を垣間見て、そして次のように結論付けたのだ。
「公平な裁判など日本にいては望めない」と。
事実、弁護士接見では「不公平、理不尽、不平等」を訴えていたという。
まとめとして・・・
カルロスゴーンがレバノンに逃亡した理由が日本の「司法の在り方」にあった。
有罪率99.9パーセントという異常な数値が示す、司法の実態。
「なんたることや!このままでは有罪になってしまう!」と日本脱出。
これがカルロスゴーンが逃亡した理由だ。
日本での無罪確定率はたったの0.1パーセントにすぎないが
世界ではどうなのだろうか?
参考までに次の図を見てほしい。
このように日本では無罪を勝ち取るのは極めて難しいと分かるだろう。
無罪になりその後、冤罪になったケースなどもある。
冤罪になってしまう理由には「日本の司法の闇」が潜んでいるのだ。
ということで、今回はカルロスゴーンが逃亡した理由について見てきました。
最後まで見てきただきありがとうございました。
以上、カルロスゴーン逃亡劇を擁護する※日本司法制度の闇を是正できる!?
・・・についてでした。
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